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盲導犬はハーネスという胴輪をつけ、視覚障がい者の歩行を安全かつ快適にサポートします。障害物を避け、段差での停止や交差点の場所を視覚障がい者に伝えます。
「身体障害者補助犬法」が施行し、盲導犬をはじめとする補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)の公共施設、不特定多数の利用する施設(デパート、ホテルなど)への受け入れに関する環境が整い、さまざま場所に同伴することができるようになりました。
「身体障害者補助犬法」は別ページにて詳しくご紹介しています。
人間には視覚、聴覚、触覚などいくつかの「感覚」があり、それらの感覚を通して外界から情報を取り入れながら日常生活を送っています。人間は全ての情報の約80%を視覚から取り入れているといわれ、視覚障がい者が安全に歩行するには困難が伴うため、何らかのサポートが必要です。
視覚障がい者の歩行手段は主に3種類あります。
視覚障がい者の方それぞれが自身の生活に合った方法を選びます。
盲導犬使用者は目的地までの地図、道順を把握し頭の中にイメージしながら、それに応じて盲導犬に適切な指示を出します。盲導犬は安全に歩行するためのサインを送り、盲導犬使用者はハーネス(胴輪)を通してそれを感じ取る、といういわば「共同作業」によって、安全で快適な歩行を可能にします。
犬種が持っている特徴として、性格が温和であること、作業意欲がたかいこと、身体の大きさが人の誘導に適していること、などが求められます。しかしながら、これらの犬種の犬ならすべて盲導犬に適しているというわけではなく、より盲導犬に適した子を増やすため、素質のある血統を持った親犬同士を使っての計画的な繁殖が取り組まれています。
約1万2千年前の遺跡の発掘品から、そのころ既に人間と犬が共に生活していたことが知られているように共存の歴史は長く、古くは住居や食糧庫の見張りや狩猟の手伝いなどをする存在でした。イタリアの古代都市ポンペイの壁画には視覚障がい者を誘導する姿が描かれています。1819年、オーストリアの神父ヨハン・ウィルヘルム・クラインが視覚障がい者を誘導するために犬を訓練したのが、正式な盲導犬の発祥であるといわれています。
本格的に事業として育成が開始されたのは、1916年第一次世界大戦後のドイツにおいてです。戦争により目が不自由になった軍人のために盲導犬が育成され、やがてヨーロッパの各地やアメリカなどで盲導犬育成の事業が開始されました。
日本では、1938年にアメリカの盲導犬使用者が来日した際に紹介され、翌年にドイツから4頭の盲導犬が輸入されました。しかし、その4頭が亡くなった後は、しばらく盲導犬が不在の時代が続きます。1957年に国内ではじめての日本人の手による育成で「国産第一号」の盲導犬が誕生します。その後、国内数か所に盲導犬協会が設立され事業としての育成が開始されました。
現在でも、北から北海道、栃木、茨木、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、島根、福岡の11協会14施設で、年間100頭以上の盲導犬が育成されています。
現在、全国で盲導犬を希望する視覚障がい者3,000人(推計)に対して盲導犬の実働数は約1000頭余り(2013年3月31日現在)。日本ではまだまだ盲導犬が不足している状態です。
2002年~2003年に「身体障害者補助犬法」が施行され、盲導犬をはじめとする補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)の公共施設、不特定多数の利用する施設(デパート、ホテルなど)への受け入れに関する環境が整いました。
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