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パピーウォーカーさんの体験談

ボランティア募集について

パピーウォーカー石田 玲子さんの声

子犬をどんどんいろんなところに連れて行ってほしい!?
写真:石田玲子さんご家族

たまたま出かけた近所の大型ショッピングセンターで行われていた盲導犬ふれあい教室。動物が好きな長女は以前から盲導犬訓練士という職業に興味を持っていたということもあり、家族で何気に見ていました。そのうち子どもたちがパピーウォーカーにとても興味を持ち始め、やりたいという表情に・・・。だんだん私も本気になって話を聞き、訓練士さんにいろいろ質問してみたのです。

例えば外出のこと。我が家はアウトドアが好きで、休日は家族で必ず出かけるという感じだったので、子犬を預かったらレジャーはもちろん、日常の買い物もままならないのではと思っていました。しかしそうではない、むしろ子犬をどんどんいろんなところに連れて行ってほしいとの回答。そういうことなら我が家にもできる。ぜひやってみようという気になりました。

ですから1頭目の子とはずいぶんいろんなところに出かけました。ある程度の月齢を過ぎると近所のスーパーやカフェにも連れて行きましたし、空いている時分なら地下鉄の乗車も許可をいただいて乗せたり、休日には少し遠出して山や海にキャンプに出かけたり、ボランティア活動とは言いながらも、家族の思い出づくりにパピーの存在はもう欠かせなくなりました。

 

子どもたちにとっても貴重な経験
写真2:石田玲子さんご家族

しかし、単に楽しく子犬を育てているわけではありません。これはあくまでも視覚障がい者の方々への支援活動の一環です。この子が将来盲導犬としてお仕事する姿を想像し、そしてその先にユーザーさんの姿が見えるように、常にそのことを念頭に置いて育てているようにしています。この意識はまだ小、中学生の子どもたちにもとても良い影響を与えていると思います。預かっている犬という意識があるからしつけの仕方や接し方も責任感を持ってお世話することが出来ているのではないでしょうか。また私はもちろん、子どもたちも事あるごとに盲導犬について友人やご近所の方にお話しするなど、微力ながら啓発のお手伝いをさせていただいています。特に子どもたちは、世代を超えていろんな方とお話しする機会ができてとても勉強になると思います。今は社会とのつながりが難しい時代、自分の世代の人以外の方とのコミュニケーションを図る機会はそうないですから、貴重な体験です。

未来の盲導犬に心からエール

1頭目の子をセンターにお返しする時、子どもたちをはじめ、私自身もさみしい気持ちがありましたが、しっぽを振り振り、楽しそうに訓練士さんと犬舎に消えていく後姿にほっとすると同時に、これから盲導犬として新しいステップを踏み出した未来の盲導犬に心からエールを送りたいと思いました。1頭目が盲導犬になる日を楽しみにしながら、今は2頭目の子犬を預かっています。もうすぐいろんなところに連れていける月齢です。「今度はどこに行こうか、雪遊びもぜひとも経験させたいね」など、パピーを中心に家族の会話は尽きません。これからも家族共通の楽しみも兼ねた社会貢献活動として続けていきたいです。

パピーウォーカー吉丸庄吾さんの声

「長いこと生きてきていろんな人に支えられてきました。そのお返しがしたいと思ったとです」

17歳で学徒動員として戦争へいきました。そして、自分だけ生きて帰ってきました。それからも長い間生きてきましたが、振り返ると本当にいろんな人に助けられてきたと思います。最後、そのお返しがしたいとパピーウォーカーを始めました。娘達は、最初は心配しておりましたが、今では理解してくれています。

写真:吉丸庄吾さん
「みんなが辞めてもわしはやめんぞと思うて、続けたとです」

初めて預かったターセルはやんちゃ坊主。畳はバリバリ、ふすまはボロボロ。これは困ったと思いましたが、返す頃には手放せなくなっていました。自分と同じ時期にパピーウォーカーを始めた人の中には別れが寂しいと言って1回で辞めた人もいました。人が辞めるなら自分はやってやろうと言う気持ちで2頭目をやりました。2頭目からは、大体こんなものだと言う事がわかってきました。とは言ってもやはり別れは寂しいです。しかし、その別れがあるから、人を助けることが出来る事を考えると、寂しさは我慢できると思います。パピーウォーカーをやる時は、是非2頭目まではやってほしいと思います。

パピー講習会に参加したり、職員の方が家に来て話を聞いたり、何頭か育てる中で初めの2、3ヶ月が肝心という事がだんだんわかりました。初めをきちんと出来たら後はほとんど手がかかりません。年々良くなっていくような気がします。最近は知り合いのペットの相談も受けたりするようにもなりました。

写真:吉丸庄吾さんと盲導犬の散歩
「朝に夕に散歩があるから健康でおれるのかも知れませんな」

1日朝に夕に1時間ずつ家の周りを散歩します。犬がいなかったら、1日テレビなど見るだけで、外に出る事がなくなってしまうのではないかと思います。犬がいるから、朝と夕には散歩に行かないといけません。そんな事があって行くうちに自然と外に出るようになっています。それが健康の秘訣にもなっているのではないかと思います。

これからも続けていきたいと思っております。自分がやった事が少しでも人のためになれば、それが私の生きがいです。

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