| パピーウォーカーに預けた犬が約1歳になったら、
訓練センターに引き揚げ、 盲導犬の訓練を開始します。
盲導犬の訓練で使われる号令はすべて英語です。日本語は、男性と女性では使う言葉がちがいます。また同じ意味の言葉でも「お座り」と言ったり「座れ」と言ったり、人によってさまざまなので、犬の混乱を避けるため英語の単語「シット」で統一しているのです。
よくできたときは「グッド」。間違ったときは「ノー」。
ふつうのペットならよくできたときはごほうびに食べ物をもらうことがよくありますが、盲導犬の場合はご主人の「グッド」が最高のごほうびになります。
[訓練内容]
1.基本訓練…約1カ月間
日常生活のなかで「座れ」「伏せ」「待て」「来い」「左に付け」などができるよう盲導犬の基礎を訓練します。
2)誘導訓練…約4カ月間
ハーネスをつけて実際の市街で人を安全に誘導できるように訓練します。
・障害物(看板・人・車など)の回避訓練。盲導犬には自分が通れてもご主人が通れない道を横幅や高さいろいろな角度から判断して、安全に誘導することが求められます。
・段差のある場所では一旦停止してご主人に教える訓練。
・電車、バス、エスカレーター、エレベーターへの乗降訓練。
・飲食店、デパートなどでのマナー訓練


3)仕上げ…約1カ月間
総合的に適性を判断して、盲導犬に向いているかどうかを決定します。
4)共同訓練…約1カ月間
盲導犬として合格した犬と、盲導犬使用を希望する視覚障がい者の方が、訓練センターで寝食をともにしながら実施する訓練です。エサの与え方やブラッシング、シャンプー、排便方法などの犬の世話から、市街地を歩いてみたり、交通機関に乗ってみたり、飲食店を利用してみたりして、実際に歩行訓練を行います。


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